くらしと廃棄物
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 地域においては、法令によって、国や県会議員、関連市町村長、住民、専門家、環境団体などが参加する「地域情報フォローアップ委員会(CLIS)」が設置されました。地下研究所の環境及び周囲に影響が及ぶような問題を討議し、ヒアリングも行います。 一方、2013年には、7か月に渡って全国で公開討論会を開催した。当初は集会形式を計画しましたが、妨害により中止されました。インターネット会議や小規模な住民参加の会合に変更し、最終的には全国から無作為に選出された17名の市民による市民会議を開催しました。 連邦エネルギー庁の主導により、6つのサイト地域において、「地域会議」が設置され、活動している。各地域会議は自治体の代表者、経済団体、政党、教会等の代表者、そして住民で構成されている。また、サイト地域にドイツの自治体が含まれている場合はドイツからも参加する。土地利用や経済発展に関する調査を実施し、地域の持続的発展に資するプロジェクトを作成する役割を担っています。 サイト選定プロセスに関心表明を行ったカンブリア州および同州内の2市は、プロセスへの参加是非の判断材料とするため、市議会議員を代表とする「パートナーシップ組織」を立ち上げた。住民や地元関係者に情報提供活動を行い。2市では賛成が多かったのですが、州議会で否決されました。国、州、市の足並みが揃わなかったことが原因の1つと言われています。処分地が決まって、建設が始まっている国もあるんだ。CLISの様子ビュール地下研究所20●フランス●スイス●イギリス海外における高レベル放射性廃棄物の処分地決定

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